若い頃は「おばさんなんかになりたくない!」と思っていましたが、人は必ず年を取るものです。
おばさんになってからの方が人生は長いです。私は40代で、おばさん界ではまだペーペーの部類ですが、結構おばさんライフ、楽しんでいます。
会話に事欠かない
私は昔けっこうな人見知りで、仲の良い特定の友人としか楽しくおしゃべりできませんでした。友達と遊んでいて、その友達が別の友達を連れてきたりするともう緊張です。
「友達の友達は皆友達だ」ってわけにはいきません。笑っていいとも!って平日毎日やってたのに、さらに日曜日も増刊号をやっていたの、今思うとすごいですよね。週6って。
サザエさんも火曜日と日曜日の週2回やってましたね。なんか昔ってすごいな。
「友達の友達」って、連れてきた本人がトイレに行ったりして、二人きりになっちゃうことありますよね。何を話していいか分からず、ものすごく苦手な時間でした。
でも今ではそこまで苦じゃなくなってます。なぜなら今では「友達の友達」もおばさんだからです。
「お菓子の中身が昔に比べて減ってる」からの「昔のレディーボーデンは美味しかった!」等々。
「昔の方がおいしかった」「昔のアイドルはかわいかった」等の昔は良かったトークをしてれば大抵は話が弾みます。
これはどのジャンルから入っても行きつく先は「昔の方が良かった」になるのが面白いです。
知らない人にも話しかける
若い頃、いきなりおばさんに話しかけられて驚いた経験はありませんか?あれ、どうしていいか分からず愛想笑いでやり過ごしてましたよね。
それが今では知らないおばさんから「今日は8のつく日だから混んでるのね」といきなり話しかけられても驚かないし(ヨーカードーのハッピーデー)、逆にバスが時間通り来なかったら「遅いですねー」とか自分が無意識に後ろのおばさんに話しかけちゃったりしてます。
自分でもビックリです。
おばさんって胸にしまっておくことができずに、おばさんに共感してもらいたいんです。
今では気持ちが物凄くわかります。
雨への反応がすごい
若い頃にはない動きをみせる
私は西友の77円6枚切りの食パンに47円のコロッケを挟んで食べるという、ひとつ60円くらいの貧乏コロッケパンを食するのを楽しみとしています。
先日レジが終わり、ふとレシートを見るとなんか金額に違和感が。なんと47円のコロッケと258円のロースかつが間違えてレジに打たれていたのです!!
211円もの差、見逃すわけにはいきません。若い時だったらまずモジモジしていたと思いますが、先日の私はレシートを見た瞬間に体が動いていました。
先ほどのレジの人は次の客をさばいているから手は止められない、すかさず近にいたスタッフにコロッケとレシートを手に「あの~これロースかつじゃなくてコロッケなんですけども~」と笑顔でさりげなく指摘することに成功。
そのスタッフからレジを間違えた人への軽い注意と、「ロースかつはコロッケより一回り大きいんだぞ!」の私からのアイコンタクトを送り、無事返金してもらいました。
この間5分もしなかったと思います。この機敏さ、若い頃にはなかったと思います。
羞恥心が無くなってんだな
要するに「恥ずかしい」と思うことが少なくなってきたな、というのが結論です。
多分羞恥心を失くすことで、防御力が増えてきているのだと思います。自分を守るいい方法だと思いますが、あんまり度が過ぎると人に迷惑が掛かるので、ほどほどの成長で止まるよう自分を見守りたいと思います。
↑困ったこともあるらしい