昔の夏は「お化けの夏」でした
最近は昔ほどテレビで怖い話をやらなくなったと思います。
私が子供の頃は夏と言えば昼から「あなたの知らない世界」を見て震え上がり、宜保愛子さんは心霊番組に引っ張りだこでした。
『心霊写真集』も数多く出版されていて「ここに人の顔がある!!」などとキャーキャー騒いだものでした。
霊能者さんのコメント付きでした
武士が?本当に?
怖くなったら「お母さん」
昼間は友達とキャーキャー言いながら楽しんでいたのに、夜になると急に恐怖に襲われます。
- 入浴中に下を向いて頭を洗うと、斧で首を切られる
- 布団から手足を出して寝ると、起きたらその部分が無くなってる
2大怖いやつ。
今書いてても怖い。
そこで何かあると「お母さ~ん!!ついてきて!」「お母さ~ん!今物音がしたよ!」とお母さんに助けを求めがちです。
子供の頃はお母さんって何でもできるスーパーヒーローだと思っていました。
大人はお化けが怖くないと思っていた
ちょっとでも怖くなったら親を呼んでいたし、母や父がお化けを怖がっている所を見たことがなかったので、大人になったら自然とお化けが怖くなくなるものだと思っていました。
実際映画や漫画などでもお爺ちゃんお婆ちゃんくらいになると、お化けを怖がる側ではなく、むしろ「あの沼はかつてのう…」のようにストーリーテラーとして出演していることが多いですよね。
「年を取るごとにお化けは怖くなくなっていく」というものだと思っていました。
おばさんでもお化けは怖い
怖いですよ。お化け。
子供の頃と同じくらい怖いですよ。
でも記憶力や感受性が鈍くなった分、夜中に思い出すことが少なくなってきたという点では、昔よりはマシなのかもしれません。
あとは経験から、自発的にに怖い媒体を見ないようにするようになりました。
なのに!なのに!「今日は夜一人だな~っ」て日に限って、ホラー映画のコマーシャルを見ちゃったりします。
『仄暗い水の底から』お前だよ!
あとスマホのバナー広告。不意に出てくるから、驚きでスマホ落としてしまいます。
恐怖と負傷でダメージ2倍になるから、本当にやめてほしいです。
絶対顔面ヒットする
こんな私ですので、このままではお婆さんになってもストーリーテラー側にはなれそうにないです。
虫も怖い
ちなみに虫も大人になったら怖くなくなると思っていました。
Gが出ようものなら大声でまた「お母さ~ん!」です。魔法の言葉。
お爺ちゃんお婆ちゃんくらいになると虫を素手で払うくらいの蟲使いぶりを発揮していたので、「年を取るごとに虫も怖くなくなっていく」ものだと思っていました。
いや、怖いよ。虫。
殺虫剤のコマーシャル、あそこまで動きとかリアルにする必要あります?
ウキウキ気分でテレビ見ていたのが、一瞬でブルーになります。目の端に写る黒いもの全てが、Gなんじゃないかという思考にとりつかれます。
あとスマホで何か検索しようとしていた時に突然出てくる虫画像。不意に出てくるから、驚きでスマホをまた落としてしまいます。
そんな感じで、子供の頃からまるで成長していません。
頑張って夏を乗り切りましょう
今年はGは家に出なかったし、お化けも出ませんでした。
私はまだまだ強いおばさんには程遠いですが、いつの日かホラー映画のストーリーテラー的なおばあさんになりたいと思っています。
日々鍛錬ですね。