最近ニュースで「東京にネズミがいっぱいいる」と、コンビニでネズミが走り回ってる映像をよく見ていました。これ、全く他人事ではありませんでした。
夜中にピシピシ音がする
うちの冷蔵庫は古いので、時々ピシピシ音を発するのです。その日も夜に何やらピシピシと音がしました。冷蔵庫の側にいくと音が消え、立ち去ってしばらくするとまた音がする。床と冷蔵庫の接触の問題かなと思って寝ることにしました。
次の日、昼間は音はせずに夜にまたもやピシピシと音がします。さらに深夜寝静まった後、今度は「カツカツカツ」と、ハイヒールで歩くような音がしていました。「そろそろ冷蔵庫買い替えなきゃ」と思いながらその日は眠りにつきました。
冷蔵庫じゃなくてネズミでした
翌日キッチンの引き出しの中が荒れていて、きなこ餅にしようと楽しみに取っておいたきなこが食い破られていました!
これってネズミ!? 頭がついていきません。特に汚くしていたわけではない、大体家にネズミが出るわけがない、と頭が否定します。そもそもきなこを水分なしで食べるなんて、いくらネズミでもむせませんか。ネズミの咳なんて聞こえませんでした。どうしてもネズミを否定したいのですが、シンク下の扉を開けてフンを発見してしまいました。
ネズミ決定の瞬間です
慌てて引き出しをひっくり返してみると「いりごま」もやられてました。ゴマときなこというチョイスからしてメスでしょうか。おいしいもんね。私も両方好物です。ネズミは病原菌を保有しているので、とりあえず触ったと思われる食品は泣く泣く廃棄です。周辺をアルコール消毒して食器類も入念に洗います。
どんなネズミかネットで調べてみる
フンの形状からどんなネズミか調べると、どうやらクマネズミというネズミのようです。
そうでちゅかー。クリクリおめめでか、かわいい!!
でも騙されてはいけません!かわいいのはきっと静止画だからです。グラビアでかわいくてもテレビで見ると「あれ?」ってなるアイドルと一緒。実際見るとネズミ特有のすばやい動きにきっと怖いはずです。
しかも外から侵入してくるネズミはどんな菌を持ってるか分かりません。「フンを片付ける時はマスクと手袋をしてアルコール除菌をしましょう」と多くのサイトに書いてあります。
マスクも手袋もしていなかった私は、舌打ちしながら急いでシャワーを浴びに行きます。直接は触ってないから大丈夫・・・と自分に言い聞かせ、授業で習ったペストを思い出し震えます。ペストマスクのデザインが怖すぎるんですよね。
ペスト医師(中世ヨーロッパ)
現代の日本ではペストの心配はないと思いますが、サルモネラ菌などいますので、ネズミのいそうなところではマスクと手袋して下さいね!
ネズミ駆除グッズを調べる
まず有名なのが、ネズミ捕獲用の粘着剤ですね。
注意書きの「捕れたねずみは早めに、生ゴミとして廃棄してください」という言葉にビビります。ネズミって生ゴミとして処理するものなんですね。
自分が生身のネズミと対峙できるのかと言われると、自信がありません。絶対出会ったらキャーキャー言いそうです。夜に侵入してるだろうから、昼のうちに締め出し作戦をとることにしました。できれば出会いたくない。
そもそもどこから入ってきてるのか、フンのあったキッチン下を調べます。1.5センチあればネズミは余裕で侵入できるみたいですが、隙間は6月頃防虫剤を設置した時に、ないのを確認したはずです。
めちゃくちゃ空いていました。
慌てて隙間テープでグルグルと穴を埋めます。いつ隙間ができたのか、その間Gも入り放題だったのかとゾッとしました。
念のためネズミやGの嫌がるハッカ油をこれでもかとキッチンに撒いておきます。子供の頃は嫌いだったハッカですが、おばさんの今はドロップの中でも一番好きな味に昇格。甥っ子からハッカおばさんとしてハッカを譲り受けているくらいです。
こんなものが苦手なんてネズミもチョロいもの。家中に漂う強烈なシップ臭の中、こうしてパソコンに向かっていますが、1週間たった今でもネズミの侵入防げています!
引越しがしたい
今のところ勝ったということで良いのかもしれませんが、ネズミが近所をうろついているのは事実です。築年数40年以上の集合住宅、耐震基準も昔のもので、遠くで工事があっても小刻みに揺れます。最近工事続きで毎日揺れているので、隙間ができたのもそのせいかもしれません。
家賃に惹かれて住んでいますが、そろそろ引越しを考えなければいけない時がきたようです。買うか借りるか、都内か近県か、次の更新までに考えることが多くできた、そんなネズミ騒動でした。