わかめ手帖

おばさん女子です。子供もいません。しかも仕事も辞めました。

昔の渋谷は怖かった

スポンサーリンク

渋谷という街は、90年代半ばに高校時代を過ごした私にとって、それはもう特別な街です。繁華街なんて縁のないダサダサだった私にも、胸の奥がキュッとなるような、そんな思い出があるのです。

ピカピカの高校一年生

高校入学当初の90年代前半は、まだコギャル文化全盛期でした。これから少しずつコギャルというものが増えていくだろう、いわば過渡期のような時期です。私は高校入学後すぐ、なんとギャルっぽい子と親しくなりました。美人で明るくとてもオシャレな子です。学生にありがちな、出席番号が前後だったという理由からの友達です。

一方私はというと、中学時代はテレビ・マンガ・スーパーファミコンという、小学生のような生活を送っていましたから、全くもって共通点がありません。彼女は魅力的でしたので、人も周りに集まってきます。その子たちもみんなギャルっぽく、私もなんとか合わせようとけっこう頑張りました(^-^;)

なんか書く文字もカクカクしていて可愛かったです。必死で真似したけど全然うまく書けませんでした。

こんなの。これは下手ですが
上手い子のは色々可愛かったのです

f:id:wakameobasan:20191221130625j:plain

話題はスーパーモデルや、なんか知らん洋楽の話で、正直私は全然興味がありませんでした。

学校に行きたくない

中学時代はゲームに明け暮れ、オールナイトニッポンを聞いた次の日は友達とネタで大笑い、といった生活を送っていました。それが高校に入って一変したのが地味にストレスになっていたのでしょうか、もっとダサい生活がしたい・・・オシャレグループがつらい・・・となんだか日に日に「学校に行きたくない」と思うようになってしまいました。

 こういうことって、生きていれば誰もがきっと一度は経験することだと思います。よく「登校拒否」とか「ママ友とうまくいかない」というと、いじめがあったんじゃないかと追及されます。いじめももちろん原因にあると思いますが、意外と本当にささいなことで、誰も悪くないのに上手くいかないっていうのも多くありますよね。

私の場合も一つ言えるのは、彼女たちは「本当に優しくていい子」だったことです。それが逆に自分を苦しめるんですよね。なんでみんな優しくて明るいのに自分だけ疎外感があるんだろう・・・。誰が悪いわけでもなく、モヤモヤしながらも誰にも相談できません。

渋谷に行こうよ

 ある日「今日の帰りに渋谷に行こう」と友達に誘われたのです。まだアムラーもいない1992年頃の渋谷といえば、チーマーです。とにかく渋谷のイメージは「センター街をチーマーが闊歩している恐怖の街」です。電波少年でよく松村がボコボコにされていましたよね。しかし私はそんな場所に、断れずに行くことにしたのです。

渋谷はとにかく凄かった。

駅を降りた瞬間から、地元の地味な駅とは何から何まで違いました。友達に連れられて行ったのでどこをどう歩いたのかは分かりませんが、とにかく女の人は派手で、男の人は髪の毛が長かったです。テレビで見たままのロン毛でした!

黒と茶色のロン毛がいました

f:id:wakameobasan:20191221130951j:plain

街を行きかう人々は私の目には異質のものにしか見えません。家で漫画にゲームと引きこもっている自分には情報量が多すぎて、脳みそがはじき出した答えは「ここで殺される」でした。そしてこの答えから子供が導き出すのは「お母さん」ですね。

家に電話しなきゃとテレホンカードを握りしめ、電話をかけます。電話に出た母親に私が最初に発した言葉が「お母さん、今日のご飯何?」でした。カレーか春巻きだったと思いますがメニューは忘れてしまいました。電話を切り、友達に「親が帰って来いってうるさくてさー。帰るね。」と言い、光の速さで帰ったのは忘れられません。ちなみに別に親は早く帰ってこいとは言ってなかったんですけどね(^-^;)

住む世界が違い過ぎる

渋谷からの帰り道、私は気付きます。「合わないんだ」と。何をモヤモヤ悩んでいるんだ「合わない」んだからしょうがないじゃないか、渋谷を楽しめない私は違う世界で楽しめばいいだけなんだと、なんだか渋谷に教えられたような気がしました。

次の日から私は、本当はゲームだの漫画だのが好きなことを、どんどん出すようにしました。ドラクエ、FF、ロマサガ、女神転生にゼルダ。そうするとゲーム好きな友達もできてくるんですよね。少しずつ色々な子とも遊ぶようになって、ネオジオというゲーム機を買った子の家に遊びに行き、ロード時間が異様に長いことに「ネオジオ読み込み遅せーんだ!」とオタクのみんなでツッコミながらゲーム大会をしたときは、「あー居心地がいい」と心から思いました。

でも、オシャレな子たちと仲が悪くなったわけではありませんよ。女子高だったのもありギャルもオタクも結構交流があったのです。卒業式後、オシャレ軍団とオタク軍団とみんなで地元のシェーキーズでピザを食べたのが楽しい思い出です。

おばさんと渋谷

今回何でこんなことを書いたかというと、すごく久し振りに渋谷に行ったのです。今の渋谷はチーマースーパー高校生も見かけませんでした。それ以上に人・人・人で祭りか花火大会かというくらい、人で溢れかえっていました。ビックリ!!

渋谷のシェーキーズが水曜日はウェンズデーバイキングといって安いので、超久しぶりに食べて来たんです。思い出のシェーキーズも店舗がどんどん減って時代の流れを感じます。

shakeys.jp

若い頃はいくらでも食べられたピザのバイキングですが、おばさんになった現在、調子に乗って食べたら胃もたれが酷く悲しかったです。

若い頃の強かった胃と、逆に弱かった心を思い出して、センチメンタルな気分になったおばさんの話でした。長々と読んでくれてありがとう。

多分もう行かないと思うけど、渋谷」ここが私のアナザースカイ!