前回ミスターイトウのかーさんケットを応援するブログを書いたのですが、その時触れた「ビスケットの天ぷら」を作りましたのでそのご報告です。
↓ 前回
※前回のブログを貼りはしましたが、かーさんケットの紹介は今回もするので、わざわざ読みに行かなくても何ら支障はない。
材料
はい、これ!かーさんケット
ミスターイトウの影のボス「かーさん」がパッケージのこの商品。噛みしめるごとに小麦を感じられる、素朴で最高のビスケットです。見つけたら買うように。
天ぷら粉
私が唯一天ぷらを揚げる日、それが大晦日。
大晦日だけ驚異の値段で登場する、分厚い衣を纏った既製の海老天は嫌なんだ。海老が細すぎるんだよ!プリップリの海老天そばで年を越したい一心で、この日だけは頑張って揚げてる。
そう、だから毎年1月は天ぷら粉が大量に余ってるんです。天ぷら粉の消費に丁度いいですね(^^)
あと必要なのは水と油のみ!
超シンプル!
レシピ
今回参考にしたのは、かーさんケットの生みの親、イトウ製菓さん直々のこのレシピ。
前回の記事で紹介したビスケットの天ぷらの本場、岩手県西和賀町のものは衣に米粉を使うことも多いみたいですが、今回は初心者にも優しいこのレシピでいかせていただきます。
天ぷら粉 160g
水 160ml
揚げ油 適量
粉と水が1:1なんて分かりやすい分量ですね!さっそく作っていきましょう。
目指すはさつま揚げみたいなこのルックスです。
画像参照:イトウ製菓株式会社
160度の低温でじっくり揚げることで、中のビスケットがフワフワ食感になるみたい。超おいしそう!
いきなり悪い癖が出る
まずは半量で作ろうと天ぷら粉80gと水80mlを混ぜたところ、ホットケーキのタネとかマヨネーズくらいのボッテリとした生地になりました。
「…天ぷらの衣でこの重さ、おかしくない?」
と、私の『美味しんぼ』の知識が料理の手を止めてしまったのです。すかさず「昭和天ぷら粉・黄金」の衣の作り方を見ると、
天ぷら粉・・・100g
水・・・150ml
との表記が!
「そうだよな、衣の比率ってこのくらいだよな」
と、昭和の天ぷら粉の分量の方を信じて、水を足してしまったのです!
そしてその、いつもの天ぷら衣の配合でじっくりビスケットを揚げてみた結果…
違う
見本と全然違う
鈴木雅之も「違う、そうじゃない」って言っちゃうくらい違う。
結構じっくり揚げたのに、中のビスケットはまだサクサク。これでは本当にただ「ビスケットを油で揚げたもの」です。
絶対に正解はこれじゃないと、素人の私でも分かりました。余計なことを考えずにイトウ製菓さんのレシピで作ればよかった…。私に美味しんぼの知識があったばっかりに!と非常に悔やみました。
でもまあ、これも美味しいんだけどね。やっぱり正解に近づきたいんで再度トライしました。
2回目
私が作るのはただの「天ぷら」じゃなくて「ビスケットの天ぷら」です。
ビスケットのプロであるイトウ製菓さんの分量に忠実に、粉1gに対して水1ml。重めの衣をたっぷり纏わせ、じっくり揚げる…。
どうだ!
なんかあんまり美味しそうじゃないけど、さつま揚げ感は出ていると思います。
食べてみる
あっ!フワフワ!
1回目と全然違います。食べた瞬間に分かりました。多分これが正解。
衣が分厚いので、中のビスケットが蒸される感じになるのかな?サクサクからフワフワ食感に変わっていました。
断面
衣に味付けしてないので、中のかーさんケットのほのかな甘みがじんわりくる感じですね。甘さ控えめでとても美味しい。甘いの好きな方やお子さんは衣にお砂糖入れるといいかも。
そのままだとイモの天ぷら、衣も甘くするとドーナツって感じですね。色々試してみると良いと思いますよ(^^)
ごちそうさまでした
簡単に作れるわりに「凄い手の込んだおやつ」感が出せるので、かなり良いと思いました。
今回学んだことは、「初心者はレシピに忠実に作れ」ということですね。
「ビスケットの天ぷらの衣は、マヨネーズくらいボッテリしていていい」
これを胸に刻んで、みなさんもかーさんケットが手に入ったら是非「ビスケットの天ぷら」作ってみて下さいね。
2回にわたってお付き合いくださった方、ありがとうございました。また何か美味しそうなものがありましたら挑戦してみますので、その時は再度お付き合いくださいませ。
~ ビスケットの天ぷら編・完 ~
↓ 去年もてんぷら粉の話書いてた(天ぷらおばさん)