このグルメライターのようなタイトルからのスタート。
「食べ比べてみた」
はじまり
この前、家で信玄餅食べてたんですよ。桔梗屋の方。
なんか信玄餅作ってる会社が山梨で2社あって、過去に商標で揉めてます。そういう大人の争い好きな人は「桔梗信玄餅」と「信玄餅」との違い←こちらへお進みください。
私は食べ物に争いは持ち込まない主義なので、この記事ではさらりと流します。今回食べていたのは、小さい頃から慣れ親しんできた桔梗屋さんの「桔梗信玄餅」です。
夫からの争いの持ち込み
そんな平和主義の私が信玄餅を食べていたその時、夫がまさかの
「らかん餅の方がおいしい」
などと言い出したんですよ。
え?何?戦う気?
らかん餅とは
Wikipediaに載るレベルの知名度を持つ信玄餅に対して、らかん餅のことを知ってる人はごく一部だと思います。私も夫と知り合うまで知りませんでした。
夫は埼玉県出身で、埼玉情報をちょくちょく挟んでくるのです。特にテレビ埼玉でやっていたローカルCM情報をよく口ずさんでいたため、神奈川出身でノー埼玉知識の私でさえ
- うまい、うますぎる!十万石まんじゅう
- うららか一日~♪ むさしの村~♪
- これぞこっさり!ラーメン青木亭
- くらづくぅ~りほ~んぽ~♪
くらいを口ずさむレベルの埼玉ローカルCM知識を植えられてしまったのです。
そしてこれの一番下のくらづくり本舗という川越の和菓子屋さんの出している商品が今回のらかん餅です。
くらづくぅ~りほ~んぽ~♪
長寿らかん餅
川越大師「五百羅漢様」をモチーフにしたお菓子。きな粉がまぶされた求肥餅に黒蜜をかけて食べるスタンスの和菓子です。いわゆる信玄餅スタイルですね。
夫は私の食べ慣れた桔梗信玄餅より「こっちの方がおいしい」というわけです。山梨県のみなさま聞きました?
それじゃあ食べて判断してやんよ、ということで、川越までわざわざ買いに行ったんです。
そして帰りに川越駅に立ち寄ったら、まさかの川越駅で「桔梗信玄餅」を売ってるというね。
なぜか川越で売られていた信玄餅
寂しそう
このような経緯で信玄餅とらかん餅を手に入れたことから、今回の表題「食べ比べてみた」になったわけです。
ここまでが前置き。映画だったら席立ってるレベルのクソ長プロローグですね。長文タイピングで手が疲れて来たので、本編はサクッといこうと思います(^^)
中身
信玄餅
信玄餅はお馴染み、中央に黒蜜容器が乗ってるスタイルです。黒蜜の存在感。
らかん餅
「風味」
この風味をどけてみると…
あ~!!包み紙の上にカパッとあけて、そこで食べるスタイルを推奨!
ちなみに桔梗信玄餅もこの食べ方を推してる人いるんですけど、私は嫌。
一度やったことあるんですが、猫にも二度見されたくらい下品な食べ方になったので、以降は容器の中で食べるスタンスを貫いています。
まあ食べ方は自由ですのでお好きな食べ方で!
黒蜜をかけてみる
黒蜜と餅のからみが一番の違いでした。
らかん餅
黒蜜がサラッとしていてきな粉にすぐなじむ。お餅が元々個別に切れているので簡単に食べられます。
信玄餅
写真でも分かる通り、引くくらいきな粉が黒蜜をはじきます。しかもお餅がつながっているので、食べるのにかなり苦労します。格闘するのできな粉が部屋中を舞う。
きな粉が結構違う
上の写真を見て下さい。きな粉の色が全然違います。らかん餅が濃い黄土色で、信玄餅は薄い色です。
お化粧に詳しい人だともっと分かりやすく説明できるかもしれませんが、私は知識がないので資生堂さんに頼ります。
画像引用:資生堂ファンデーションの選び方
ファンデーションに例えると信玄餅が「黄味よりで明るめ」のベージュオークル系で、らかん餅は「中間的な明るさ」のオークル系って感じの色でした。
味はらかん餅のきな粉の方が香ばしい感じがしました。対する信玄餅は上品。
でもどんなにきな粉が違おうが、黒蜜かけちゃうから結局黒蜜の味なんだよね。
黒蜜はどっちも上品で美味しかったです!らかん餅の方がサラッと、信玄餅の方が濃い黒蜜に感じました。
黒蜜の味ってどう表現したらいいか難しいんですが、どちらも上品なカブトムシの味って感じでとても美味しかったです(^^)
ごちそうさまでした
今回食べて分かった違いは
- 食べやすさ
- きな粉と黒蜜の混じり方
- きな粉の色
このくらいですかね。
お餅はどっちも柔らかくて甘さもそんなに変わりませんでした。どっちが美味しいかは好き好きだと思います。正直言ってどっちでもいいって思う人が大半だと思います。
ちなみに元凶の夫も食べ終わった後は「ちょっと違うね」程度の感想だったので、どっちでも良くなったみたいです。その程度の差です!
食べ比べ終了
みなさん!どうでしたか?今回の食べ比べ。
餅ときなこと黒蜜系のお菓子って全国にいっぱいあると思うんで、みなさまも気が向いたら食べ比べしてみるのも面白いと思いますよ(^^)
それでは、今回はグルメライター気取りでお送りいたしました!こんな記事ですが、最後までお読み下さりありがとうございました。