改めて自己紹介しますが、私 わかめおばさんと申します。同学年に安室ちゃん・松たか子さん・菅野美穂さんやその他、実力派・綺麗どころが沢山いる女子豊作の年に生まれました。男は海老蔵と猫ひろしです。
現在は都内在住ですが、出身は神奈川県横浜市です。昨今色々言われていますが、「出身は?」と聞かれたら、神奈川県ではなく「横浜」と答えるスタイルを貫いています。
だって、神奈川県ってざっと並べるだけで、横浜・川崎・鎌倉・横須賀・小田原・箱根・湯河原 等々、場所によってのカラーが違いすぎるんですよ。だから「横浜です」とか「箱根です」とか言った方が、相手に効率的に伝わると思うんです。そう思いません?
私の持論は、「桃鉄に駅がある地名の方が、県名で言うより話が広がる」です。ちなみに出雲は絶対そう!私は島根県には何の思い入れもありませんが、出雲そばに対する執着は人一倍です。毎回絶対独占するからね。
横浜といったらシウマイ
「三代続いてこそ江戸っ子」などと言いますが、横浜はそんなジェイソウルチックなことは言いません。「3日住めばハマっ子」なんですよ。だからハマっ子はうじゃうじゃいるんです。そんなうじゃうじゃいる皆の心を一つにするのが、我らが崎陽軒のシウマイなんです。
おいしいシウマイ♪ き~よう~けん~♪
崎陽軒のシウマイというものは、決して「焼売(シュウマイ)」じゃないんですよ。「崎陽軒のシウマイ」という別の食べ物なんです。だから「~の焼売の方がおいしい」とかいうのはナンセンス。シウマイっていうもんは、何かと比べるものじゃないんだよ。唯一無二なんだ。
その中でもその唯一無二のシウマイが入った「シウマイ弁当」に関しては、なんかもう一言では言い表せない異才を放っているんです。蒸気で炊き上げたモッチモチのご飯(真冬寒い所に放置しておくと箸が折れる)と主役のシウマイのバランス。「こんなに量いる?」というほど乱雑に入れられているタケノコ煮。「冷めても美味しい」をコンセプトに作られているだけあって、駅弁としてはかなりの完成度ではないでしょうか。みなさんも食べたことありますか?
でもこの「シウマイ弁当」、2種類あるって知ってますか?どこで買うかで外見がかなり違うんですよ。
横浜工場と東京工場
左が川崎、右が都内で買って来たものです。違いますね!
川崎で買ったものは、横浜工場で作られたものです。弁当箱の上に紙が被せてあって、さらに紐がかかってるんですね。
なんか、カッコイイ!
一方都内で買ってきた東京工場のものは、紙蓋がカポッっと被せてあるタイプです。
四角い!
皆さんはいつもどっちを食べてますか?私はいつも紐の方だったので、今回2つ買って、食べ比べをしてみましたよ。
実食
蓋を開けてみましたが、見た目で違いは感じられません。ちなみにおかずは左上から昆布&生姜・鶏の唐揚げ・玉子焼き・カマボコ・鮪の漬け焼き・大量のタケノコ煮、そして下段に昔ながらのシウマイ5個です。更におかずの真ん中に突っ込まれているものは、デザートのあんずです。
小梅と黒ゴマの乗った俵型のご飯は8個。最初に脳内で、さらに食べ始めたら勢いで、おかずとご飯のバランスを計算しながら食べ進めていくことになります。途中違うお弁当を買った人から「シウマイ一個ちょうだい」なんて言われた日にゃあ、全ての計算はやり直しとなるため、代替案を2、3作っておくと良いでしょう。
シウマイとご飯のアップ(食べかけとも言う)
果たして味の違いは?
一緒でした。
夫も食べたんですよ。夫は「ご飯のもちもち加減が違う」と言ってましたが、私にはその違いは分かりませんでした。微妙に違ったのかもしれませんが、それは作った工場の差ではなく、販売した店舗の保存状況とかそういうのだと思います。
いや、本当に「違いはなかった」これが結論です。横浜に30年くらい住み、血肉がシウマイで出来ている私が言うんだから間違いないです。
でももし、視覚が味覚に影響するというのなら、かかっている紐を解いて食べる横浜工場の方が「なんとなく美味しいような気がする」かもしれません。まあそんな程度。
食べたくなったでしょ?
どうです?これだけシウマイ弁当連呼されたら、食べたくなったんじゃないでしょうか?近くに崎陽軒のある人はすぐ買いに行ってください。そして自分のシウマイ弁当がどっちのパッケージか確認してみてくださいね。
遠方の人は横浜に来た際には、ぜひシウマイ弁当を買ってみてください。新幹線の中で食べるもよし。持ち帰って家で食べるもよし。シウマイ弁当っていうのは、好きな場所で、好きなおかずの順で、自分の好きなように食べて良い、そんな自由が詰まった夢の食べ物なんです。
東京と神奈川はお隣同士ですが、コロナのせいでちっとも実家に帰れていません。シウマイ弁当を食べて、横浜気分を少しでも味わっている私なのでした。