ここしばらくTVK(テレビ神奈川)で、日曜の夜遅くに「Zガンダム」を放送していたんですよ。
TVKの日曜夜のアニメのチョイスは本当に秀逸で、この前「妖怪人間ベム」が涙の最終回を迎えたと思ったら、新しく「タッチ」が始まりました。
こんなの見ちゃうでしょ?
見ちゃうのよ。で、日曜日はずっとテレビつけっぱになっちゃうの!
それでしばらく見ていた「Zガンダム」がこの前最終回だったんですよ。
宇宙も地球も戦争してる
今世界で何が起こってるかは、皆さんご存知の通りです。
本当はロシアのことなんてブログに書くつもりは全然なかったんですよ。だって日本ってロシアの隣国ですよ?全く他人事じゃない。
「戦争反対!平和な世界に!」なんて心で思うだけじゃ無駄なこと、現在進行形で今まさに目の当たりにしている最中ですよね。
連日のニュースに心が疲労していました。
そのタイミングでZの最終回
ガンダムって見たことない人でもなんとなく知ってますよね。今回やってたのはこれ。
うちの夫が一番好きなシリーズ。Zはゼットでもズイ〜でもなくゼータと読むよ。
ざっくりいうと後ろにあるモビルスーツってやつに乗って戦争してる話です。詳しい話は男子に聞いてね!
最終回までにレギュラーメンバーの多くは戦火に散っていき、主役の少年カミーユ(真ん中の青い髪の少年)とシャア(左上のヨシキみたいなの)も、窮地に立たされていたわけですよ。
その最終回を、私はスマホ片手に流し見していました。前にも1回見てるし、なにより日曜深夜なんて翌日の仕事の準備もしなきゃいけませんもん。正直そんなに真剣には見ていなかった。
そんな私の目を覚まさせたのがシャアの一言だったんです。
新しい時代をつくるのは老人ではない
これSNSで「老害は消えろ」とか、罪もない年寄りに言ってるやつらと全く意味が違いますからね。
敵と対峙している最中、カミーユがシャアに向かって「あなたにはまだやることがある」と、「生き残るべきはあなただ」ということを伝える場面があるんです。それに対してシャアがカミーユに放った言葉です。
「新しい時代をつくるのは老人ではない!」
つまりここでシャアが言ってる老人とは、自分自身のことなんですね。
シャア自身だってこの時20代ですよ。でも「生き残って新しく世界を造るのは自分じゃない。若い君だ」って、少年であるカミーユに言ってるんですよ。
超カッコいい
シャアはZでクワトロって名乗ってるんですけど、その時の服の袖部分がずっと気になってて。
100歩譲って赤のノースリーブは見逃すとしても、白のインナーはタートルネックっぽいのにノースリーブってこと?なんで?そもそもなぜ腕を出しているの?
とか見る度に思っちゃってたんですが、そんなのホントどうでもいいことだったんだ!
ファッションセンスと人間性はイコールではない
名言って、言葉の意味だけじゃなく誰がどの場面で発するかが大事なんですよね。
「新しい時代をつくるのは老人ではない」
このセリフをあの状況で言えるような人間、それがシャア。
そして実際に若者が戦禍を被っているのを見て、心が疲弊してるこの時にこのセリフを放送してくれたテレビ局、それがTVK(テレビ神奈川)。
心を疲弊させてる場合じゃありませんでした。
若者から見たら老人である私たちこそ、しっかりしなきゃいけなかったね。
気付かせてくれてありがとう!神奈川県民じゃないのにありがとう!
Zガンダムが終了して
アパートの上下階の方々、毎週深夜にエンディングを熱唱してごめんなさい。
「子供が生まれて騒がしくしてしまうかもしれません」って菓子折り持って挨拶に来て下さった上の階のご夫婦、絶対うちのがうるさくてごめんなさい。
放送は一昨日で終わったので安心してくださいね(^^)
ただ、来週から「機動戦士ガンダムZZ」が始まるらしいです。また熱唱してしまったら本当にごめんなさい。
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