猫は夜行性とよく言われるが、正しくは「薄明薄暮性」で、字の如く明け方と夕暮れに活発になる動物である。
明け方は寝て欲しい
私は昼間は仕事をしている。猫と違って昼寝はできない。そのため夜から朝まではしっかり眠りたいのだ。
「おやすみダーリン、今夜はゆっくり寝かせておくれ」
毎晩猫に言い聞かせて床につく。
しかし私の願いはいつだって叶わない。毎日全力のニャーでしっかり起こしてくれる。
時計を見ると大抵明け方の4時。彼の目的はほとんどが遊びの催促だ。
朝4時の光景
周りは寝静まっているため、布団の上で無言で遊ぶ。猫は大興奮で私は無表情。
生後11ヶ月のオス猫の体力は無尽蔵。対する47歳のメス人間の体力は15分で枯渇する。
猫にギブを宣言し、もう一度床につく。そのまま眠れる日もあれば、眠れないまま朝を迎える日も多い。
寝不足なんだ
朝の6時。私が眠い目をこすりながら布団から起き上がると、猫は寝ている。
「起きるよ」と声かけすると、人をチラ見してまた寝る。
バラを背にしてチラ見
私の睡眠の邪魔をしてきた張本人が寝ているのだ。
仕方なく朝の用意をしていると、後ろから「やれやれ」という顔で起きてくる。
私は4時間ちょっとの睡眠のまま出勤し、猫はおそらく昼はずっと寝ている。
これが毎日の私のルーティンだ。
DV気質もある
猫は急に攻撃スイッチが入ると言われている。そのスイッチの原因は様々あるが、うちの猫は遊びの延長で興奮して攻撃してくることがほとんどだ。
生後11ヶ月のオス猫の攻撃は素早く的確。 対する47歳のメス人間は鈍臭い。
で、これ。
使用頻度の高い右手人差し指に狙いを定めるとは、戦闘員としては花丸をあげたい。
しかしここは戦場ではないので叱る。
すると「ウラララ〜〜!!」と雄叫びをあげながら(ホントにこんな声)、安全地帯である米の段ボールに逃げ込むのだ。ふてぶてしい顔で。
米の神ヤマトタケル
日本人は米を大事にすることを知っていての行動かと思うと、つくづく賢い。ここではさすがに手出しはできない。
それにしても、こんなにふてぶてしい顔があるだろうか。
でも仲良し
ここまで暴力を振るわれるなら、嫌われているのかと思いきや意外なことに好かれているようだ。
その証拠にしょっちゅう肛門を私の顔面に押し付けてくるのだ。
猫にとって尻を向けるという行動は「好き、信頼している」という感情の表れらしい。
尻の最高機関である肛門を押し付けられているので、かなり愛されているのかもしれない。
嬉しい。
わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい
猫と暮らしてみて思ったことは、「とにかく元気で楽しく暮らして欲しい」これだけだ。
君が元気でいるためなら何にでも付き合うから、気の済むまで振り回しておくれ。
君のためならショートスリーパーにでもなる。
家に来た頃
現在
イケメン!!
一緒にいてくれてありがとう。
▶ Rakuten 動物保護団体支援プログラム×はてなブログ #ペットを飼うこと 特別お題キャンペーン
by 楽天グループ株式会社