「あなたおはよう、目覚めのコーヒーよ」「いい香りだね。ブルーマウンテンかな?」
みたいな会話って憧れますよね。でもうちの夫は私のコーヒーを一口飲むなり、
「マッッズ!!何これ?」
って言いやがったんですよ。
「ハア??超絶美味しいわ!」
ってプリプリ怒って以来、コーヒーは各自で淹れるスタイルになっています。ちなみに「淹れる」とか言っちゃってるけどインスタントです。
深津絵里さんに叱られた
でもある日「カムカムエヴリバディ」という朝ドラを見ていたら、インスタントコーヒーを雑に作ろうとしているオダギリジョーに向かって、ヒロインの深津絵里さんが
「ダメじゃろがい!そない雑に入れたらいけん!ちゃんとスプーンで計って入れにゃならんよ!雑に入れて「まじいまじい」言いながら飲むなんて、コーヒーに失礼過ぎるぞなもし!」
みたいなことを言っていたんです。岡山弁は適当ですごめんなさい。
私はこのセリフを聞いて雷に打たれたような衝撃を受けましてね。「私の事だ…」と猛省しましたよ。
私のインスタントコーヒーの作り方は、
- ビンから適当な量をカップに直接ザラザラ~と入れる
- ガンガンに沸騰した湯を注ぐ
- 砂糖と牛乳を適当に入れて完成
夫曰く、甘くて薄茶色いお湯らしいです。
夫に言われても「あっそ」って感じでしたが、深津絵里さんに「それじゃいけんよ!」と言われたら話は別。私は深津絵里さんが大好きなんだ。
画像引用:NHKカムカムエヴリバディ人物相関図
そもそも日本人で深津絵里さんを嫌いな人っているんですかね?外見・声・表情等その全てが、どの世代からも好感を持たれる存在じゃないですか?
きっと平安時代に産まれても室町時代に産まれても、各時代にいる殿から求婚されると思うんですけどいかがでしょうか。
目が覚める
そもそも私の今年の目標は「基礎から学ぶ」です。
※参照
深津絵里さんきっかけではありますが、インスタントコーヒーの淹れ方も基礎からしっかり学ぼうと誓いました。
ちなみに今使ってるコーヒーはこれです。
ヤマダデンキで258円くらいで買った物です。電機屋なのにコーヒーが安い謎。今までこれを雑に淹れて十分満足していたんですが、ちゃんと作ってみようと思いました。
説明書きを読む
裏の説明を読んでみます。
そういえばこういうのって「ティースプーン」表記だから、正確な量がよく分からなくて雑に入れるようになったんでした。「何だよティースプーンって」て思ってました。
しかし今回UCCこと上島珈琲の説明は、きちんと(約2g)と書いてくれています。ここはしっかり計っていきたいと思います。
~ スタート ~
カップ選びも大事です。いつもは100均の湯飲みで適当に作っていましたが、今回は真打に登場してもらいます。
いつかの職場を辞める時に、業務を教えてた女の子から「お世話になりました」って貰ったフランフランのマグカップ。
私が男だったら「俺に気があるのでは…?」と勘違いしてストーカーになるパターンですが、私は女で分別もあるので大丈夫でした。でもとても大切にしている。
これは280㏄入るので、コーヒーの量は4gです。
4gって思ってた以上に多いけど大丈夫なんでしょうか?でもUCCの説明を私は信じる!
きちんとお湯も計量カップでピッタリ280cc計りましたよ。
完成
いつものと明らかに違う色の濃さ。香りも濃い!部屋中にコーヒーの香りが漂います。
飲んでみると、濃い!!
夫に一口飲んでもらうと、「自分がいつも作るのと同じ感じ」らしいです。みんなこんなに濃いのを飲んでいたのか?私のいつものコーヒーは、アメリカン中のアメリカンだった模様です。
ちょっと自分には濃いので牛乳を入れてみると、
美味しい!!
外で飲むコーヒーみたい!
ミルク(生クリームみたいなやつ)じゃなくて、ただの牛乳なのにクリーミーに感じる!もしかしてこれがコクってやつなんでしょうか?
まさに「珈琲」って感じがします。ずっと「なんだよこの当て字」って思ってましたが、いや珈琲って当てていいわコレ!
深津絵里さんに感謝
まさかヤマダデンキの特価のカゴの中に入っていたインスタントが、ここまで変身するとは思いませんでした。ちゃんと「美味しく飲んでこその珈琲」なんだなって思いましたよ。
カムカムエヴリバディのこの回を見ていなかったら、私は珈琲の何たるかを知らずに生涯を終えていたかもしれません。
深津絵里さんとヤマダデンキに感謝しつつ、これからも素敵な珈琲ライフを送っていこうと思います。