この世で1、2を争うほどGが嫌いです。
Gというのは日本一嫌われている、あの黒光りする虫のことです。通称 頭文字(イニシャル)G。名前を書くのも嫌なんです。
最近それの赤ちゃんと思われる者を、家で頻繁に目撃するようになってしまいました。
おんぼろアパートなので隙間から侵入してくるのでしょうか。隙間チェックに目を光らせる日々を送っていましたが、今回の侵入者はそれだけではなかったのです。
クモもいた!
最初は「うわ~!!」という夫の叫びから始まりました。
トイレに行こうと電気を付けて壁を見ると、そのクモがいたらしいです。見に行くと、体は1cm弱くらい、足を入れたら500円玉くらいの大きさのクモがいました。

今までもクモはいたことはあったんですが、ここまで大きいクモが家に出たことはありません。
「怖いよ~」と思いましたが、クモは益虫。私が地獄に落ちた時に糸を垂らして助けてもらおうと、そのまま見逃して寝ることにしました。
赤ちゃんGを食べてくれる種もいるんだよね~と、怖いながらもちょっと嬉しくもあったのです。
夜に時々出てくるようになる
そのクモは昼は全く見かけませんが、夜になるとカーテンの裏からササっと登場するようになりました。
本当にササっと登場するので、反射的に「うわっ!」と叫んでしまいます。
そして移動速度がもうめっちゃくちゃ速い!
歩き方がカサカサって感じではなく、サーって感じなんです。
それで外見もやっぱりクモなんで恐怖が凄い。
動く歩道ってあるじゃないですか。エスカレーターの階段状ではなく平面状のやつ。あれを超高速にして伊勢谷友介を乗せたのを想像してみてください。
無表情の伊勢谷友介が高速でサーっと横切る感じ。

とにかくめっちゃ怖いの!!
アシダカグモじゃない?という疑念
今までクモが家にいたことはありますよ。しかしこんなに高速のクモは初めてです。
これって…もしかして…Gの駆除部隊として有名な、アシダカグモじゃないの?という疑問が湧いてきました。
アシダカグモって知ってます?Gをバリバリ食べてくれるともっぱら噂の、その機動力と強さから「軍曹」という異名を持つ最強のクモです。
Gを駆除してくれるのは嬉しいけど、その風貌がG以上に怖いという、Gかクモかのジレンマを刺激してくれる生物です。
うちに出るクモはその体の大きさからしてまだ子供です。
Gを駆除してくれるのはとってもありがたいですが、この先大人になり巨大化したアシダカグモと同居できるかといったら自信がありません。
とりあえずこのクモの種類を調べるため、恐る恐るスマホでカーテンに張り付いているクモの写真を撮り、ネットのアシダカグモの情報と比較検討することにしました。
吐きそうになる
案の定「アシダカグモ」で検索するとその情報とともに、成虫だろう巨大なクモの画像が襲いかかってきます。
中には「捕食中のアシダカグモ」などといって、Gや他の昆虫を捕獲して食べている写真や動画も出てきます。画像は薄目で!薄目で!と注意してはいるものの、絶対に目に入ってきてしまうのです。
みるみる血の気が引き、吐きそうになりながらクモの種類を調べました。
Gの写真をバーンと載せる奴は死刑になればいいと思います。
アシダカグモでした
アシダカグモで間違いございませんでした。
苦手な方も多いと思いますので、撮った写真は載せません。興味ある方は「アシダカグモ」で検索してみてください。
最初の方はアシダカグモご本人の画像ですが、スクロールしていくとGの画像が出てきちゃうので薄目!薄目でお願いします。
調べた結果、アシダカグモは大きいのになるとDVDくらいのサイズになるようです。

で、でかい…。
この大きさのクモを家で見かけて気絶しない自信はありません。大きくなる前に追い出した方がよいのか等色々考えた結果、アシダカグモと同居することにしました。
やっぱりGがこの世で一番嫌いということに変わりはないことが分かったからです。夫婦一致でGが一番嫌いなのです。
ちなみに夫は2番目はセミ、私は胴の太い蟻が嫌いです。
お互いの2番目は平気なので退治しあえるのですが、Gはもう大パニックになります。なのでアシダカグモさんに成長してもらって、退治してもらえたらいいなあという結果となったわけです。
命名:くもまる
出るたびに「うわっ!」となるのを避けるため、名前をつけることにしました。名前があれば愛着がわくというものです。
その名も「くもまる」です。
まだまだ続くステイホーム、くもまると仲良く過ごしていけたらと思っています(^^)