みなさまお久しぶりです!
ボヤボヤしている間に、12月が半分以上過ぎてしまいましたね。いかがお過ごしですか?私はこの半月の間にビッグイベントがあったんですよ。
親知らずを抜いちゃいました(^^)
しかも、2本も!!
私と親知らず
この度、私の口内から全ての親知らずがなくなったことをご報告いたします。
既に上の2本は遠い昔の20代で抜いております。その時に「下はうちでは抜けないから虫歯になったら大学病院だね~」って言われてたんですよ。
怖くないですか?
大学病院って、若いドクターぞろぞろ引き連れて「財前教授の総回診です」とかしてるイメージしかありませんもん。白い巨塔とかドクターXで見るやつ。あれって私も道開けて土下座しなきゃいけないんですよね。
そんなのやりたくないもんですから、現在に至るまで虫歯にならないようにビクビクしながら生きてきたんですよ。
あれから20年
左下の親知らずが虫歯になってしまいました。
もう絶望ですよ。しかも今の地に引っ越して日が浅く、行きつけの歯医者がないという最悪のタイミングです。ネットで口コミの良い歯医者を探しまくりまして、評判の良さそうなところが見つかったので早速行ってきたのです。
歯医者の門を叩く
まだ新しいその歯科医院の院長は、某俳優に似た若い歯医者でした。そして彼は予想通りの一言を私に伝えました。
「虫歯ですね」
覚悟はしてたとはいえ恐れていた一言です。治療もできるそうですが、抜いた方が後々良さそうだとのこと。
「いつかは抜きたいと思っていました」
私の正直な気持ちを伝えると、なんと驚きの答えが返って来たのです。
「今抜いちゃいます?」
軽くない?
大学病院レベルと聞いていた私は耳を疑ったのです。親知らずの抜歯というものは、その日を軸に予定を立てたり、周到に用意するものだと思っていました。
「甘栗むいちゃいます?」みたいなインスタントなノリを、誰が予想していたでしょうか。
しかも今日初めて会ったばかりの人間です。そんな信頼関係すらまだ築けていない奴に、抜歯という命にも関わる作業を託せるでしょうか?
「抜いてください」
託しちゃった!
むしろ即答しちゃった!
こういうのは勢いが大事ですからね。先延ばしすると絶対めんどくさくなる。
すると某俳優に似た若い歯医者は、
「話が早くて助かります」
と、マスク越しからでも分かる笑顔で抜歯の準備を始めたのです。
そして私にチクリと麻酔をかけました。
変なよだれかけをかけられて
麻酔が効くまで放置される大人
5秒で抜けた
いやホント、ビックリよ。
「麻酔効いてるか確かめますね~」
って言われたから、口を開けながら「ふぁい」などと返事をしてる間に
「あ、もう抜けてますよ」
って言われたんです。
そんなことある?
大学病院レベルって言われたんだよ?上の歯を抜いた時、ゴリゴリグリグリかなり時間かけてたよ?
歯だよ?
そんなワキ毛感覚で抜ける?
もう一度言うけど、歯だよ?そんなスポッって抜けるものなの?
本当に大丈夫??
大丈夫でした
抜歯前後の処置も完璧だったみたいで、3、4日食事の不便を強いられた以外は日常生活を普通に送れていました。
後日傷の様子を見せに行ったところ、「問題なく回復してますね(^^)」とのことでした。想像以上に簡単に抜け、こんなにも早く回復するものなのかと心底驚きました。
上の親知らずを抜いた20年前より医学が相当進歩しているのか、はたまたこの某俳優に似た若い歯医者の腕が相当なのか、とにかく私は大いに感動したのです。
そして私はこの歯医者を信用しようと心に決めたのです。
2本目もいく
残りの1本も虫歯になりかかっているということで、こちらも抜いちゃうことにしました。1本目抜歯から2週間後のことです。
前回5秒で抜いた左下親知らずは、素人目にも結構簡単な部類だったように見えました。しかし今回抜く右下は、歯茎からズレて生えているのです!上の歯を抜歯した歯医者もこれが原因で「うちでは抜きたくない」と言ったのだと思われます。
どうだろう。某俳優似のこの歯医者は、一体この歯にどうやって挑むのだろう?
私は抜歯の恐怖よりもこの歯医者の動向が気になっていました。そして当日、戦いに挑む心境で歯医者の門を叩いたのです。
10秒で抜けた
負けた
私のチョロい歯ごときがあの医者に戦いを挑んだのが間違いだったのです。
確かに今回は前回より難しい歯だったのでしょう。倍の時間がかかりましたから。(10秒)
「ここがちょっと曲がってるんだな~」とか言ってるなと、ほくそ笑んでいたら
「もう抜けてますよ」
ですよ。
手鏡越しに処置した部分を見せてもらいましたが、それは綺麗に抜けておりました。そして抜きたてホヤホヤの歯を消毒して手渡してくれました。マスク越しからも分かる笑顔でこう言いながら。
「あっという間だったでしょ」
「うちは、いつもこうです(^^) 」
完敗だよ
あの某俳優に似た若い歯医者が驚異の腕を持っていたのか、私の親知らずがショボかったのか、その両方だったのか…真相は分かりませんが、私の親知らずはとにかく秒殺だったということです。
「完敗だ…」そうつぶやきながら、そそくさと帰路についたのでした。
〜【親知らず抜歯/前編】完 〜
ここまでが歯医者さんがメインの施術編です。
次回後編、抜かれた側のその後「歯茎に穴が開いてクヨクヨしている患者の物語」をお送りしようと思います(^^)
早めに更新いたしますので、興味がありましたら是非お読みくださいね。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。最後までお付き合いくださりありがとうございました~。
↓後編ね