はじめに
予備知識として入れておいて欲しいのですが、夫はエースコックから発売されていた「スーパーカップ大盛りいか焼きそば」というカップ焼きそばを愛していて、手元においては食べ、それはもう幸せそうに暮していました。
しかし昨年、大盛いか焼きそばは生産を終了し、31年もの歴史に幕を下ろしました。そして夫は悲しみに暮れていたのです。
エースコックはいか焼きそばの後釜に、新人の焼きそばを用意しました。夫はいか焼きそばの影をその焼きそばに重ねたんでしょうね。その焼きそばを二つ買い、食べてはみたものの「口に合わなかった」「しまっておくから食べたらいいよ」と寂しそうに言い、残りの一つに決して手を付けようとはしなかったのです。
スーパーカップMAX大盛り太麺濃い旨スパイシー焼そば
こんな頭悪そうな食べ物見たことあります?
これがいか焼きそばの後釜なんですが、「バカを具現化したらこうなった」という外見をしています。ゴールドで散りばめられた「MAX」と「100」の文字。「体感セヨ!100の衝撃!」って言ってる。なんとふりかけに100の素材が使われているんですって。100ってところがまたバカっぽさに拍車をかけていますね。
大盛りいか焼きそばは、具がイカだったのでそこまで背徳感はなかったんですが、今回の具は揚げ玉となっております。炭水化物+油、徹底してガツンと来る焼きそばにしたわけです。ちなみにカロリーは672kcalです。意外とそうでもない。そこはバカっぽく1000いかないと!
まあでも私ももう40代。この年齢の女性といったら、玄米や大豆イソフラボンなどを積極的に取り入れたい年。さすがに「食べていいよ」と言われていても、この類の物はなかなか食べたい気分にはならず、戸棚にずっと放置してありました。
時は来た
その日はなかなか寝付けず、夜中の1時になっても2時になっても眠れませんでした。夕ご飯を食べてから時間も経ち、みるみるお腹が空いてきました。こうなると何か口にしないと眠れません。その時、私の脳裏にあいつが浮かんできたのです。スーパーカップMAX大盛り太麺濃い旨スパイシー焼そば・・・
なぜそう思ったのかは分かりませんが、その時はそう思ったのです。深夜にそんなもの食べるなよ、とかいう正論は今は不要です。人は正論だけでは生きていけないんで。
むくりと布団から起き、同じく眠れていなかった夫に「焼きそば食べてくる」と一言残し台所に行こうとすると、「一口もらおうかな」の声。
そう、ここから標題です。深夜の「一口ちょうだい」の攻防が始まるのです。
まずは焼きそばを作る
まあ深夜ですしおばさんですし、672kcalなんて多いですから、この時の「一口ちょうだい」はノープロブレム。むしろ願ったり!ってとこ。
122kcalくらい食べてもらって、残りの550kcalを自分が食べる計算でいきますか、などと考えながら焼きそばにお湯を注ぎます。
太麺なので待ち時間は5分と長めです。公式によると、「スーパーカップ焼そば史上最太の麺」らしいです。史上最太・・・力強さは感じるけど何と読むのか・・・さいふと?麺界では常識の単語なのか・・・?などと考えているうちに5分経過したので軽快にお湯切りをし、ソースとMAXふりかけを混ぜて完成です!
一口すすります。とにかく麺が太いです。ちゃんぽん麺くらい?もっちもち。そして味が濃い!甘い!更にあとからピリピリ辛い!まあ100種類も入れるからなんか色んな味がしますが、基本は濃くて甘くて辛い味です。これはこれで美味しいですよ。
夫からの「一口ちょうだい」出る
まあ約束していたし、最初から122kcal分はあげるつもりでしたので、予定通り夫に焼きそばを渡します。するとずぞぞぞ~っと音を立てて大量に口に含んだのです!量にして女児のポニーテールの束ぐらい!
一瞬平静を失いかけましたが、「ちょっと食べ過ぎじゃない?」と落ち着いた口調で言います。まだ大丈夫、想定の範囲内。私は冷静。
「返してね」と私が焼きそばを食べようとした時です。なんと夫は「こしょうを入れると美味しいんだよ」と言って、焼きそばにこしょうをふりかけたのです。私の焼きそばにです!
夫は一口もらう立場であって、この焼きそばのオーナーは私です。ただでさえ100種類もスパイス入ってんだから、こしょうなんて元々入ってるでしょうよ!!
ふりかけの原材料の文字が小さくて上手く写真が撮れなかったので、書き写してみました。やっぱりコショウ入ってるじゃないか!とんだ追いコショウ!
ちなみに材料の最初の文字を縦読みすると、エースコックさんのこの焼きそばに対する思いが隠れていますよ。遊び心ありますよね。赤字にしてみたので読んでみてね。
追加の一口ちょうだい来る
追いコショウ焼きそばも、食べてみたら美味しかった。「やっぱり焼きそばはコショウだよね」などと夫に話してると、夫から衝撃のセリフが出ます。
「コショウかけたやつ一口ちょうだい」
これには私も冷静ではいられません。
「一口って言ったよね??ていうか口に合わないって放置してなかった?」と強めに言うと、「自分で作ったのより美味しかった」とのこと。まあ私も「ちょっと意地汚かったかな?」と恥じ、仲良く食べようと焼きそばを渡します。
ずぞぞぞ~っとまたしても女児のポニーテールの束ぐらいをすする夫。
「一口が大きいんだよ!」
叫ぶ私。張り詰める空気。睨みあう二人。もう、お前の好きにはさせない!
戦いは次の章へ・・・
「もういいよ」と、本来のオーナーである私に焼きそばを返す夫。「ちょっと食べたらお腹が更に減った」と言い、衝撃のセリフを発します。
「どん兵衛食べる」
!!ここでどん兵衛!?新たな兵器の投入に不意を突かれる私に、更に夫が続けます。
「一口あげる」
・・・この新たなる戦いに、自分がどう挑むべきか。時間は深夜3時。長くなったので次回へ続きます。
~ 次回予告 ~
けっこうもうお腹いっぱい
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