皆さんは初恋にどんな思い出がありますか?甘酸っぱいレモン味?それとも思い出したくないような苦い記憶ですか?
私は本日、黒歴史として胸の奥にずっとしまってあった初恋の話をしたいと思います。

女子の初恋トークが辛い
驚くことに私にも若かりし頃があったんですよ。そして若い女子というものは、恋の話をするんです。
「初恋いくつだった?」「初恋の相手はどんな人?」こんな初恋トークが始まると、私の胸にはいつもチクチクと棘が刺さったような痛みが伴いました。
「小5かな?〇〇くん!」などと笑ってごまかすも、それは嘘。
本当はアイツじゃん。
でも本当の事なんて言えやしない。今、これを書いている間も胸はチクチクするくらいなので、思春期の頃はどんなに辛かったか…。
今日はそんな初恋について告白したいと思います。
プロローグ:発熱
とても小さい頃です。やっと物心ついたような頃。まだ恋がどんなものかなんて到底分かってはいない年です。
ある日私は熱を出しました。結構な高熱です。
普段は健康優良児だった私が熱を出すなんて珍しく、家族は優しく接してくれました。しかし熱はなかなか下がらず、数日布団の中で過ごしていました。
熱に浮かされながらつけっぱなしのテレビを布団の中から眺めていると、「ゲームセンターあらし」というテレビアニメが始まったのです。
ゲームセンターあらしは、月面宙返りをしたり、炎を操ったりしながらライバルや秘密結社とゲーム対決をするお話です。
私は布団の中で初めて、その存在を知ったのです。
オープニングが始まってあらしが動く姿を見て、ビビビッと私の体に電気のようなものが走りました。胸がドクドクと高鳴ります。
「え…なにこの気持ち??」
これが、恋?
恋は突然に
オープニングを見終わっても私の興奮は冷めません。
第何話だったのか、どんな内容だったかも全く覚えていませんが、本編でゲームをするあらしも凄くかっこよかった!
ドキドキしながら顔を真っ赤にして、ゲームセンターあらしを見たのを覚えています。
YouTubeを調べたら、コロコロコミック公式チャンネルで「ゲームセンターあらし第1話」がありましたので載せておきます。オープニングだけでも見て欲しい。あっ あっ あらし♪
彼が頭から離れない
風邪が治り熱は下がった私ですが、あらしへの熱は下がりません。寝ても覚めてもあらしのことが頭から離れないのです。
私はゲームセンターあらしで恋に目覚めてしまったのです。
テレビで大人が恋の話をしてるのを見て、「わかるわかるー」などと相槌を打つくらいに、恋愛マスターキッズが誕生したのです。
少女は時として残酷
そんな恋愛マスターですが、なんと5日もしないうちに熱が冷めます。
お友達が単行本だかコロコロコミックだか、細かくは忘れましたが、ゲームセンターあらしの載った漫画を持っていたのです。それをチラッと見た瞬間、

ゲームセンターあらし ベストセレクション (てんとう虫コミックススペシャル)
「え?なにこの不細工」
本当に一瞬で冷めたのです。
すごい勢いで潮が引き、元の平坦な砂浜に戻っていきました。
エピローグ:そして黒歴史へ…
おそらく発熱よる火照りやのぼせ等体調の変化があったこと、家族がいつもより優しくしてくれた特別感、そういった非日常感でオープニングを見たことにより、あらしを恋と混同したのだと思います。
制服姿の人に恋をして、私服を見たら冷めるみたいな、そんな感じ!
だからきっと恋じゃなかったんです。
初恋なんかじゃ絶対ないんだからね!
言い切りたい、初恋ではないと!
言い切りたいんですが……冒頭で言ったように初恋トークが始まると、私の胸はチクチクと痛むんです。
蓋をしたはずの心の奥底から「ホントはアイツでしょ?あらしなんでしょ?」と誰かがささやくのです。
でも今こうして冷静にあらしを見てみても、凄い不細工ですよね?
「ルッキズムは止めよう」「人は外見で判断されるものではない」という声が高まっている昨今ではありますが、そうは言っても みんなだって、あらしは無理でしょ?
私絶対嫌。
だって歯でゲーム操作したりするんですよ?絶対嫌。歯でゲームする人はホント無理。
以上の感情から、黒歴史として自分の中の奥底に封印していたわけです。
封印は解けた
このままこの事をなかったことにして人生を終わりにするのは、何か違うんじゃないかな?と思って今回ブログに書きました。
私はとうとう初恋についての封印をといたのです。ここまで読んで下さった読者さんを巻き込んで。
こんな個人的な黒歴史の昇華にお付き合いいただき、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
そしてコロコロ公式チャンネルでゲームセンターあらしを改めて見てみたんですが、最高に面白かったです!
すがやみつる先生に敬礼!