前回シャトレーゼの芸術的アイスを紹介しましたが、
もう一つだけシャトレーゼのアイスを紹介させてください。決してシャトレーゼの回し者ではありません!今回でシャトレーゼシリーズも一区切りとしますので、ちょっとだけ私の話を聞いてはくれないかい?
DESSERTモナカシリーズ
はてなブログの読者さんは高級最中なんて食べないでしょうから、モナカといったらチョコモナカジャンボか、金魚すくいでポイとして使うくらいしか触れ合いませんよね。
シャトレーゼはモナカアイスを数種類出していまして、今までのような貧乏っぽいモナカアイス(これも美味しい)の他に、ちょっとお高めの「DESSERTモナカシリーズ」を発売しているんです。
これがまあ、貴族なの
紹介するからちょっと見てみてください。
DESSERTモナカ ガトーオペラ
パッケージの見た目がもう、ベルサイユ宮殿で食べるやつでしょ?
まずね、「ガトーオペラって何?」って話ですよ。フランス発祥のチョコレートケーキの王様なんですって。早口でケーキの説明していきますね。
ビスキュイ・ジョコンドっていう生地に、ガナッシュ・バタークリーム・モカシロップで層を作って、チョコレートでコーティングしたものらしいです。表面に金箔が施してあるのが特徴。「ビスキュイ・ジョコンド」って、多分人生で初めて聞いたんじゃないでしょうか。当然私もです。
名前の通り、パリのオペラ座をモチーフにして作られたケーキみたいです。日本で言う歌舞伎揚げみたいな感じでしょうか。とにかく素敵なケーキってことはご理解いただけたと思います。
このシャレオツなケーキを、シャトレーゼはあろうことかモナカアイスにしようと思ったのです。かなりの冒険だと思います。菓子職人の意地で、ジョコンド感をモナカで表したかったんでしょうか。
モナカに…?
この素敵なケーキを?
この「層」が命ともいえるケーキをモナカアイスに?どうやって変換するつもりなの?
パッケージには意気込みともいえる商品説明が書いてあります。
層にする意気込み
モナカアイスにしてやった!みたいな感じが読み取れます。さて、どうでしょう?この勝負にジャッジを下すのは、そう、この私です。
オペラと言ったら「金田一少年の事件簿」でオペラ座館殺人事件を読んだから知識はバッチリです。地獄の業火に焼かれながら、それでも天国に憧れているこの私。オペラ座の怪人に感情移入しながら、モナカ食べちゃいますよ!
オープン
そろそろ年末に向けてあちこちで道路工事が多くなってきましたよね!工事現場に落ちてそうなこの風貌。これがガトーオペラ…?
割る
層!
パッケージの写真と変わらず、ちゃんと層になっていますね。もうこの時点でかなりガトーオペラとして頑張ってるんじゃないでしょうか。
味
モナカアイスの皮って、パリパリタイプとふにゃふにゃタイプがありますが、これはふにゃふにゃタイプです。なのにスイートチョコが敷いてあるので、パリッとした食感がまず来ます。その後にコーヒー味が口の中に広がって、次にチョコレートがやってきます。
ふわっとしたアイスにクランチがアクセントになって、おいしいアイスになってますよ(*^^*)
いつも「おいしいです」だけで済ましてんじゃねーよ、と思われた方いらっしゃいますか?心外!
今からこのアイスの食べ方のコツを伝授したいと思いますので、食べる前によく読んどけよ!
食べ方
まず写真にあるように、このアイスは上半分と下半分でアイスの味が違います。コーヒーアイスゾーンとチョコアイスゾーンに分かれています。
私は最初、見本の写真と同じようにコーヒーアイスゾーンを下にして食べました。先にコーヒーの味が口に広がり、その後にチョコが追いかけてくる感じ。
そこで何口か食べた後、今度は上下をひっくり返してチョコアイスゾーンを下にして食べてみて下さい。
するとどうでしょう!今度は舌の上に最初に来るチョコレートアイスを楽しんでからコーヒーが後追いしてくる仕様になるじゃないですか!
え?当たり前だろって?まあやってみて下さいよ。思ってた以上に味が変わって面白いですよ!
アイスも人生も、上手いこと味の変化を楽しんでいきたいものですね(^^)
美味しかったよ
「DESSERTモナカ」の名前に恥じないくらい良くできていると思います。
ただ、ただ!このシリーズ、シャトレーゼにしてはお高めです。4個入りで税込 561円。
4で割ると、えーと…1個140円強。前回のチーズケーキバーと比べると倍以上のお値段です。正に貴族の食べ物ですよね。私もレジに持っていく時、手が震えましたもん。
この値段で貴族気分を味わえるなら安いと考えるか、「やっぱり私はチョコバッキーでいいかな」と考えるかは、あなた次第です。
シャトレーゼのアイスケースの前で、ぜひ悩んでみて下さいね。そして手に取ったなら、このブログのことを少しでも思い出してくれると嬉しいです。