私は3姉妹の末っ子です。先日母と2番目の姉と3人でお墓参りに行ってきました。お墓をピカピカにみがいて、祖父母に近況報告してきました。
産まれた順と性格について
よく「末っ子はワガママで甘ったれ」と言われます。ホントめちゃくちゃ言われます。でもはっきり言わせてもらえば
末っ子の運命は兄や姉の性格によって決まる
これなんですよ。最後に産まれてくるわけですから、もう家族の中では一生新入社員扱いなんですよね。直属の上司に当たるのが兄姉です。独裁者のような兄姉を持つと奴隷人生決定です。ワガママなんてとんでもない!
私の場合は上の姉がラオウで下の姉がジャギ(北斗の拳より)みたいな感じだったので、どのような生活をしていたかは察していただけるかと思います。
子供の頃は力でかなうはずもないため、いつも魔法や超能力が使えるようになって、姉を倒すことばかり考えていました。今の魔法少女は戦っていますが、私が子供の頃の魔法少女は大体が大人に変身したり、歌手に変身していました。歌手なんて成長して勝手になればいいのに、なんでせっかくの力をもっと有意義に使わないのか、いつも不思議でした。
ちなみにアラフォー女子で「魔法の天使クリィミーマミ 」を好きじゃない人はいないと思います。魔法も使えるうえ、「実家がクレープ屋さん☆彡」という35年前の子供にとっての憧れ全てを詰め込んだアニメだと思います。未だに私はマミちゃんと優ちゃんが大好きです。
30周年記念のクレープ 新宿に食べに行ったよ!
さて、そんなに恐れていた姉ですが、大人になると不思議なことに仲良くなるものです。上の姉は今は遠くに住んでいるので、今回は近県に住んでいる姉(元ジャギの方)と母との3人でお墓参りに行ってきました。
年齢層の高い3人で墓に参る
当日午前にお墓のある駅で待ち合わせ。いつまでも子供扱いだった末っ子の私がもうアラフォーです。周りから見たらおばさん二人とおばあさんですが、私たちにとってはいつまでもお母さんと子供たちです。昔のようにはしゃいでお墓まで歩きますが、道中外反母趾の話ばかりでした。
各々足や腰を痛めながらお墓に到着です。今回は親戚もいないのであまり作法など気にせずお墓に参ります。お墓を掃除してお花を供えて、「仕事を辞めて今は無職だよ!」とご先祖様に明るく報告をします。「娘3人とも嫁いだので墓じまいをそろそろするつもり」と母が言っているのですが、なんとも寂しいです。特にうちの夫婦は子供がいないので将来お墓をどうするか、ちゃんと考えないといけません。
高齢親子で東京駅を楽しむ
今回私は職がないにもかかわらず、「いつもお世話になってるからお昼は私がご馳走する!」と事前に伝えて張り切っていました。そろそろ親孝行がしたい年頃です。実家にいた頃は本っっっっ当に何もしなかった癖に、食事の時だけ海原雄山並みに「出汁の風味が、微妙だな・・・」とか批評するという、我ながら最低の娘でした。(今自分の料理は常にほんだしでーす。)
東京駅の「KITTE」にまだ誰も行ったことがなかったので、そこでお昼を無事ご馳走することに成功しました。KITTEは6階が屋上庭園になっていたので3人で風に当たりながら東京駅舎を一望します。
東京駅のステキな横顔をパシャリ
あまり東京に来ないという母も姉も喜んでくれました!姉が自分の家用にお土産を買いたいというので、東京駅一番街などを案内したりと頑張りました。姉の選んだお土産が大人なのに「ハイチュウ」だったのでびっくりしましたが、「ご当地色々入っててここでしか買えないから!」だそうです。銀歯取れないか心配でしたが、楽しんでいたようで私もとても嬉しかったです。
ダメ娘だった私でも今日一日親孝行できたかな?と調子づいていたら、母が帰りに「お墓参りをしてくれたご足労代」としてポチ袋を姉妹2人に渡して帰って行きました。中を見ると1万円も入っていました!
せっかくお昼をカッコよくご馳走した気でいたのに、結果多く貰ってしまった。スマートに親孝行しようと思っていたのにこれじゃ全然ダメですね。また親孝行のやり直しをしなければいけなくなりました。
親孝行って難しいですね。