秘密のケンミンSHOWという番組を見ていていつも思うのですが、「のっぺ汁できたよ~」とか言いながらお母さんが運ぶ食卓には、いつもズラッとおいしそうな料理が並んでいるんです。
テレビ用にたくさん用意しているのかもしれませんが、そういえば私も子供の時は祖父母もいた7人家族だったので、たくさん料理があったなあと思い出しました。
大家族は料理が豪華
ハンバーグなどのお子様メニューがメインの時は、祖父母用に煮つけなどが別にありました。特に祖父はどじょうとかスズメとか変なものを食べていたんですが、どじょうはともかくスズメって結構レアな食卓じゃないですか?友達に「うちのじいちゃんスズメ食べる」て言っても、いつも信じてもらえませんでした。野草もよく食べていました。
小学校の遠足にて
しばらく「貧乏」と言われました
核家族は?夫婦のみは?の食卓事情
和食の基本は一汁三菜だそうですが、うちは中年夫婦二人暮らしで一汁二菜です。私は給食といえば「大きいおかず」と「小さいおかず」それにコッペパンと牛乳で育ったので、学校給食の意思をそのままに二菜を実践しています!
ちなみに私は小学校の給食当番で「小さいおかず」の配分を誤り全員分行き届かず、「小さいおかず少し返してくださ~い」と泣きながら少しずつ回収した思い出があります。
メインおかずは結構簡単に決まるんですが、副菜である「小さいおかず」のバリエーションに困ります。サラダ、おひたしが多く、切っただけのトマトにクレイジーソルトを振ってそれらしくしたものも重宝します。
100円以下の時しか買わないし
切り干し大根やひじきを煮た時は「火を使う」というタスクが加わる分、メインを簡単にし、ダブルメイン扱いにします。逆にメインに力を使い果たした時などは、納豆や漬物を一菜として数を稼ぐこともあります。カマボコでも可です。というように「いかにして一菜を稼ぐか」という努力を常にしています。
日本のお母さんってすごいと思う
無理に品数を増やすのってお料理好きでなければ大変ですよね。和食の基本は一汁三菜って言われても、私だったらサラダを分解してちぎりレタスとスライストマトで二菜にします。ウチは中年のみの家庭なのでそれでもいいかもしれませんが、育ち盛りのお子さんがいたら栄養価も考えて作らなければいけないので、さらに大変だと思います。
そもそも日本のお母さんって色々求められすぎなんですよね。3食しっかり栄養バランスがとれてて、それでいて美味しくないといけない。毎日そんな必要ありますかね。
そんな自分も高校の時、「スコッチエッグ」というのが食べたいと母にねだってよく作ってもらっていました。スコッチエッグって、1.ゆで卵を作って 2.ハンバーグのタネで包んで 3.衣をつけて 4.揚げる という、自分では絶対に作らない、作業工程の多さに怒りすら感じる料理です。「時々作ってね」とか気軽に言っていたあの頃の自分をぶん殴りに行きたいです。
とにかく日本のお母さんって負担が大きいのに「やって当然」って思われてるんですよね。しかも自分で「子育ては大変」とかつぶやくと「働く方が大変なんですけどー」とか炎上しちゃったりして。かわいそう!
子育ても働きもしていない私に応援されたくもないかもしれませんが、「偉いからね!」といつも思っていますので、堂々と胸張ってくださいね。
一汁一菜で良いらしいよ
時代も変わって、今のライフスタイルでは一汁三菜にこだわらなくても良い、という風潮になってきているらしいですよ。無理して品数増やすより、丁寧に具沢山で作った一汁一菜の方が栄養も採れて美味しいんですって。
土井先生が言うんだから間違いない!
ストレスかけながら鬼の形相で作るよりも、無理なく笑顔で料理しましょう。ニッコリ作って家族もニッコリ!最高です。決して手抜きではない!
人に作ってもらった料理はおいしい
主婦(夫)や一人暮らしなど自分で自分の料理を作るようになると、人の作ってくれた料理を食べる機会ってなくなってきます。人に作ってもらうって、幸せなことなんですね。作ってもらって
「おかずこれだけ?」
は絶対に言わないようにしましょう。みんなが笑顔で食事ができること、それが一番大切だと思いますよ。